2009年07月06日

真っ直ぐな黒い瞳

090706mari_simmulson.jpg
暗く深い瞳でまっすぐに前を見詰める女性の顔。

これはUpsala−Ekeby社で1965年に制作された「Beata」シリーズの1つ。とても美しい絵が描かれていますが、実は灰皿です。

Upsala-Ekeby社は19世紀末に創業、一時は大変な盛況を極めますが、残念ながら1970年代初めに業績が落ち、閉鎖したスウェーデンの陶磁器メーカーです。

メーカーはスウェーデンですが、このBeataシリーズの作者はエストニア人のMari Simmulsonです。

フクヤは主に1960年代、1970年代の製品を扱っているので、どの作品を見る時にでもどうしても、この作者達が第一次、第二次世界大戦、および様々な戦争を体験しているということを考えざるを得ません。

日本と違って、国と国が地続きのヨーロッパにおいては、戦争に伴う占領と独立にまつわる悲しい歴史抜きに、その作品を語ることは出来ないからです。

実際、ソ連(現・ロシア)の隣のフィンランドがソ連から独立したのは1918年。ほんの90年前のことです。
ところが、その後も続くソ連の侵略とフィンランドの抵抗の歴史はすさまじく、特にソ連からの圧力に抗するために第二次世界大戦の時に枢軸国側(つまり日本と同じ側)に付き、敗戦のため莫大な賠償金をソ連に課されたものの、多くの犠牲と血の滲むような努力で返済期間の半分の6年間で完済。同年にはヘルシンキオリンピックの開催まで行った、なんて話は涙なくては語れません。

いや、本当に。
私はこのくだりを耳にするたびに涙が滲んでくるのですよ。
フィンランドなんて戦争中にソ連に旅客機を爆墜させられるなんて、めちゃくちゃされていますものね。

さて、このBeataの作者、Mari Simmulsonもソ連にまつわる歴史によって運命を左右された一人です。

Simmulsonは1911年、ソ連のペテルスブルクでエストニア人の両親の元で誕生しました。現在独立国のエストニアですが、彼女が生まれた年はまだソ連の占領下にありました。

その後、成長した彼女はエストニアの首都タリンのアートスクールで陶芸について学びます。エストニアは1918年に独立をしていますから、この当時は独立国だったのですね。

やがて1930年代にフィンランドに移住、アラビア社で実践を積みます。ところが、彼女の故郷エストニアは1940年に再びソ連が占領。なんと、非ロシア人住民を追放し、ロシア人を入植させる「国内移住政策」が始まったのです。同時期、ソ連はフィンランドにも侵入。戦争が始まり、多くの死者と負傷者が生まれます。

故国に帰ることが出来なくなったSimmulsonは、多くのほかの難民たちと共に第二次世界大戦中の1944年、中立国であったスウェーデンに避難します。

才能溢れる彼女はすぐにGustavsberg社に迎えられ、1949年には当時大手のUpsala-Ekeby社に移り、そのカラフルな作風で、たちまち人気の作家となりました。

1954年、スウェーデンの市民権獲得。彼女は名実ともにスウェーデン人となったのです。

当時まだ30代の始めだったSimmulsonが、二度と家族にも会えないかもしれないという思いで故国を後にする気持ちは、どのようなものだったのでしょう。特にその故国が外国人に踏みにじられ、同郷の人たちが迫害されていると知りながら。

それは、想像するだけでかなりハードな体験だったと思いますし、実際には想像を超えるつらさであったと思います。

幸いSimmulsonには手に職と才能があり、すぐに職を得ることが出来ましたが、同時期に同じく難民として移住した人たちの中には、言葉も分からない国で生活をしていくことに困難を極めた人たちもいたでしょう。

もっとも、言葉も分からず先のことも分からない状況であったのはSimmulsonも同じ。このBeataの女性の真っ直ぐな瞳と、力強い表現を見ると、そんな難しい状況でも腕一本で人生を切り開いていった、Simmulsonの芯の強さを見ているような気がします。

彼女は2000年に90年近い生涯を終えます。それに先立つ1991年、エストニアは再び悲願の独立を勝ち取りました。とはいえ、事はそれほど単純ではなく、ロシア系移民とエストニア人の間にはいくつもの問題が今だ残っています。

が、それでも私は、彼女が長生きをして、故国の独立をその目で見られたことは、本当に良かったなあ、と、単純に喜んでしまうのです。

ミタ

にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。
SimmulsonはUpsala-Ekebyが閉鎖する最後まで、同社に残っていました。既に他のメーカーにもデザインを提供したりと、幅広く活躍していた彼女なのですが。なんだか、彼女の同社に対する思いが伝わってくるような気がします。

posted by フクヤ at 10:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 商品について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

フクヤ3周年です♪

0703space_mug.jpg
おはようございます。
この7月9日で2006年にオープンしたフクヤは3周年を迎えます。

毎年、オープン記念として、7月にお客様ご来店一日開放「Fukuya Welcome Day」を開催し、今年も既に何件かお問い合わせいただいているのですが・・・

今年の開催は諸事情で見送ります。楽しみになさってくれていた皆様、ごめんなさい。

「諸事情」なんて含みのある書き方をしましたが、まあ、一言で言えば「人手不足」です。

去年の10月に一人になってから、通常の業務に加えて、進行中のプロジェクトや買い付けの準備などをこなすために、お正月を除いて、一日も休めない状態が5月くらいまで続いていました。

ようやく先月の半ばくらいからペースを掴み、週に1日、2日休めるようになりました。とはいえ「Fukuya Welcome Day」の準備はちょっと間に合いそうにありません。

本当にごめんなさい。来年はきっと開催しますね。

さて、先月の「Arabiaファクトリーマグ プレゼント」への沢山のご応募ありがとうございました!今週末に抽選をして、来週、当選者の皆様に直接メールにてご連絡いたします。どうぞお楽しみに♪

また、「プレゼント企画 第3弾!」として、写真の「Arabia Space マグ」を用意しました!

本当は「夏と言えば腕白。腕白と言えば怪我。怪我と言えば絆創膏」と、風が吹けば桶屋が儲かる方式で「ムーミン絆創膏」を用意していたのですが、「いくらなんでも3周年で絆創膏はないんじゃない?」と急遽「Spaceマグ」に変更しました。

Arabia Spaceマグとは、フィンランドのアラビア社が外国人有名デザイナーとフィンランド人若手デザイナーを競演させる形で作り出した、「Five Elements(5つの要素)」シリーズ : Air(空気 by Harri Koskinen)、 Earth(大地 by James Irvine)、 Water(水 by Alberto Meda)、 Space(宇宙 by Richard Meier)、 Fire(火 by Nathalie Lahdenmäki) の内、アメリカ人の建築家リチャード・マイヤーが担当した、Spaceシリーズの1つです。

この「Five Elements(5つの要素)」シリーズ は、2001年にドイツ フランクフルトの国際消費財専門見本市(Tendence fair)で優秀賞を受賞しています。

残念ながら2004年に廃番となり、今ではアンティークショップで見つけるしかありません。こちらも、もちろんフィンランドのアンティークショップで見つけてきたものですが、状態はとてもよく未使用のようにも見えます。

シンプルなフォルムにまっすぐにラインが引かれているのですが、そのラインは上、中、下、と3種類あります。各2個ずつ入手しましたので、合計6名様にプレゼントします!
ちなみに、ラインの位置は選べません。ごめんなさい。なぜなら抽選がややこしくなるから。だって、分けるの大変そうなんですもの(わがまま)。

フクヤ3周年の7月9日から応募受付を開始いたしますので、どうぞ、お楽しみに♪

さて、毎日夜の8時、9時までパソコンの前に座りっぱなしだった私の代わりに、家人は仕事帰りにスーパーで買い物し、スーツを脱ぐと台所に立ち、晩御飯を毎日作ってくれました(時にはお弁当=手抜き)。

比較的残業の少ない仕事とはいえ、本当にありがたく、お礼を言うと「当たりめー(べらんめえ)」と。

「何のために一部屋提供したと思ってんだよ。」


そう、この事務室は家人の実家をリフォームする時に、わざわざフクヤ用に作ってもらったものでした・・・。ストック棚も仕事机も作り付けにして、パソコンも壁内配線で室内LAN。

確かにこのスペースがあれば、客間も出来たし、洗面所ももっと広くなったでしょう・・・。

はい、これからも有効に使わせていただきます!

それでは、4年目を迎えたフクヤをどうぞ今後ともよろしくお願いします。

ミタ

にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。
最近すっかり腕を上げた家人は、ついにクックパッドにメンバー登録したそうです。

posted by フクヤ at 10:35| Comment(6) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

花冠の花瓶

0630lisbet.jpg
おはようございます。


写真の女の子はデンマークから来た陶器の花瓶です。頭のところに花を生けるようになっています。縁がちょっと欠けちゃいましたが、花で隠れるから大丈夫。

メーカーは分かりませんが、裏に「LISBET」と書いてありました。7月にサイトデビュー予定です。

今日は午後からお客様が沢山お見えになる予定。
Lisbetちゃんもお澄まししてお待ちしています。

ミタ

にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。
すみません、短くて・・・。これから掃除です〜。

タグ:デンマーク
posted by フクヤ at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

気になる・・・

0629arabia_emilia_box.jpg
おはようございます。
上の写真は、1960年代にアラビア社でライヤ・ウオシッキネンが作成したEmiliaシリーズのボックスです。エミリアにはカップ類が中心の"シリーズT"と、ボックスなどが含まれた"シリーズU"があるのですが、こちらはシリーズUの1つとなります。

フクヤにEmiliaシリーズは過去に何度か入荷しましたが、このボックスは初めてです。描かれているのは、庭で花を摘むエミリアさんです。ウオシッキネンらしいストーリーを感じる描写(奥のテーブルにはティーセットが!)と独特の表現が魅力的です。

さて、このボックスをひと目見たとき「変だ」と、激しい違和感が。
家人に見せて「ほら、変よ」と言っても良く分からない様子です。

そうか、発見できないか・・・。
でもね、素人(家人=文系)の目はごまかせても、名探偵(私=美系)の目はごまかせないのだよ、エミリアさん・・・

ふっふ。

0629hand.jpg君は右手に左手が付いているー!


素人代表の家人のために、自らモデルとなり、実写版を作ってみました。
朝(7時)から写真を撮らされたカメラマン(家人)大迷惑ですが、真実の追究のためには多少の犠牲は仕方ありません。

では。
0629right.jpg←【正】
普通に右手で物を持ち、ひじを曲げると親指が体側になります。
(持っている物の追求はなしで・・・)

一方、エミリアのイラストでは親指は外側。
つまり・・・
0629left.jpg←【誤】
右腕の先に、左手が付いていることになります。

こちらは左手で同じポーズをして、上の写真に合成したものです。これで、ボックスと同じポーズになりました。

もしかして、手首をひねっただけなんじゃないの?と疑いをお持ちの場合は、ちょっと実演してみてくださいね♪
絶対無理ですから。

それにしても、絵の上手なウオシッキネンが、何故こんな初歩的なデッサンの間違いをおかしたのか、不思議です。よくあるパターンとしては、左手をモデルに右手で描いた、というものですね。

(つまり、ライヤは右利きだった!ふっふ。 by名探偵)

そう思って見ていると、
0629foot.jpgもしかして、左足が2ヶ所で曲がっていない?

とか、そんなことまで気になります。

もちろん、これはリアリズムを追求する作品ではないので、解剖学的に間違っていようが全く問題はなく、まあイメージよ、と言ってしまえばそれでいいのですが。

ああ・・やっぱり気になるなあ・・・。


でも、そんなことより、もっと気になるのが・・・
0629tree.jpgベランダに放置していた植木鉢から、が生えてきました。

この木、何の木?


ミタ

にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。
昨日、この夏最初の蚊に会いました。

そういえば、この手を見て、レオナルド・ダ・ヴィンチの「洗礼者ヨハネ」の絵を思い出しました。この絵のポーズもかなりムリクリです(デッサンは正しいですが)。やはり、手はこの角度のほうが美しいと言うことなのですよね。
>>「洗礼者ヨハネ」by レオナルド・ダ・ヴィンチ

タグ:arabia
posted by フクヤ at 10:56| Comment(4) | TrackBack(0) | 商品について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

宝箱に何入れる?

0628aluminia_box.jpg
おはようございます。
デンマークからの荷物のなかに、Alumina(現ロイヤル・コペンハーゲン)の40年前に作られた大きな陶器の箱が入っていました。

アルミニアは1863年創業の日用品のメーカーでしたが、陶器部門を作るにあたって1882年にロイヤル・コペンハーゲンを買収しました(当時はアルミニアの方が大企業だったのです)。その後1969年にロゴをロイヤル・コペンハーゲンに統一するまではアルミニアのロゴでも製品が作られていました。

この陶器のボックスは、そのアルミニア時代に作られたTeneraシリーズの1つ。テネラは、それまでのクラシックなラインではなく、モダンなものを作ろうと、1958年に主任デザイナーのNils Thorssonの下に北欧各国から6人の若い女性デザイナーばかりを集めて作ったシリーズです。

まるで、バブル期にもてはやされた「女性企画開発チーム」のようですね!

こちらはノルウェーのKari Christensenによるデザインです。大きく、手にするとずっしりと重い、厚みのある作りに、立体的に生命感溢れる生き生きとしたパターンが施されていて、重厚感と軽さが同居する印象的な仕上がりになっています。

何を入れて使うか、楽しい想像が広がりますが、私なら大切な思い出のある宝物を入れたいです。

祖母や母から譲り受けた、水晶のネックレス、カメオのブローチ、誕生石のサファイアの指輪。アンティークのスイス製の時計たちは、学校帰りに骨董店巡りをしている、ちょっと変わった趣味の孫娘に「あんたは、古いものを大切にするから」と祖母が事あるごとにくれたものです。

中には小学生の時にもらったものもあり、10代の私がつけるには大人びていて、その時は身につけることはありませんでした。それに、うっかりなくしてしまうのも怖かったですし。

実際落としてしまったり、ガラスの風防をポケットの中に入れていて割ったことも・・・。落とした時計は後ろを歩いていた方が拾ってくださって、風防は修理しましたが、こちらはアンティークの趣がなくなってしまいました・・・。がっくり。

あまり身につけることはなくても、時計は悪くならないように取り出してはねじを巻き、数年ごとにお小遣いでメンテナンスに出し、大学生になってバイト代がたまったら、痛みが激しかった金のベルトを皮に取り替えました。

カメオは乾燥しないように時々オイルを塗り、就職してお給料を頂くようになったら、悪くなっていたシルバーのピンを新しいものに交換しました。

そうやって、取り出しては仕舞う、を何十年も繰り返しているうちに、私もいつの間にかこういったものを身につけてもおかしくない年になっていました。ああ、驚いた!

ただ、問題は、付けていく機会がないんですよね・・・。

こちらの美しい箱は、次の木曜日にアップ予定です。何十年経っても色あせることのない、皆様の大切な思い出あるものを仕舞うのにいかがでしょうか。

ミタ

にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。
超出不精なんですよ、私。
自宅で出来て、好きな古いものに囲まれている。本当、この仕事向いています〜。

posted by フクヤ at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月27日

器でグレードアップ

0626nymolle1.jpg
おはようございます。
木曜日に母が来て、入荷品の整理を手伝ってくれました。
そのとき、母が一番気に入ったのが、このNymolleの小さなプレートセットです。

こちらはNymolleのデザイナーでもあり、同社の所有者でもあった、Bjorn Wiinblad (ビヨン・ヴィンブラッド)作による四季をテーマにしたシリーズです。小さな涙型のプレートにそれぞれ、春、夏、秋、冬と書いてあり、それぞれの季節を過ごすカップルの姿があります。

アンティークショップは「灰皿」と言っていたものの、とても小さくて、タバコ1本分くらいの大きさしかありません。実際のところ、何に使うものなのか良く分からなかったのですが、とても可愛らしかったので買い付けました。

私が次々に出す商品に一つ一つコメントを付けながら眺めていた(手伝い?)母は、これをひと目見るなり「これはいいやん!」と言って4枚を放射状に並べ、「ここに前菜を乗せんねん。ようあるでしょ?おしゃれや〜ん♪」と。

なるほどねえ。では、早速。

種無しオリーブを半分に切って、チューブのアンチョビペーストを絞り入れ、脇には近所のスーパーで開催していた"北欧フェアー"で手に入れたフィンランドの黒パン(ペルナリンプ)にクリームチーズとディルを乗せて。

スープはインスタントのビシソワーズをFaunaのグラスに。どれもとっても簡単に作りましたが、なんだかおしゃれに見えてしまう。

これぞ、器のマジック!

0626nymolle2.jpgこちらは、赤と黒の2色が、どちらも箱つきで入荷しました。箱には"THE SEASONS in DENMARK(デンマークの四季)"とあります。
自然豊かなデンマークの四季の様子が小さなスペースにチマチマと表現豊かに描かれています。

こちらは、来月中にアップする予定ですので、お楽しみに。


ところで、昨日コメントをいただいた★ツカッチ★さまに姉から伝言を預かっています。

------------------------------------

”良いお姉さまをお持ちですね。”

うん、その通り。

------------------------------------

今回も、電報のようなメールでした・・・。


ミタ

にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。
紀伊国屋北欧フェアー、あっという間に終わっちゃいました。
毎年行っているようなのですが、1週間は短かいなあ。

タグ:Nymolle
posted by フクヤ at 11:38| Comment(5) | TrackBack(0) | 商品について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月26日

小さなガラスの花瓶

0626pala.jpg
こんにちは。デンマークから荷物が届きました。
送り主は、以前、買い付け日記でお宅訪問を報告させていただいた、ディーラーさんです。

彼女はショップは持っていず、ネットオークションやフリーマーケットで個人的に販売をしている方です。ひょんなことで知り合ったのですが、フクヤのテイストを良く理解してくれて、とても良い関係が続いている、大切な人です。

フィンランドガラスのコレクターでもある、フィンランド人の彼女は、結婚してデンマークに来るまで、自国の製品には全く興味がなかったそうです。それが、デンマークに住むうちに、あちこちで見かける懐かしいフィンランドの製品、特に子供の時から馴染んでいた日常的なものに郷愁を感じたのがコレクションのきっかけだとか。

0626denmark.jpgなんでも、もうすぐ「ホリデーでフィンランドに行くから」とのことで、まだ商品代金を支払っていないのに、もう送ってくれました。

今回はトップの写真にある、Riihimaen Lasi Palaのちっちゃな花瓶が3色入りました。お花って花瓶に入れていると水に浸かっているところが悪くなって、切っているうちにどんどん短くなっちゃいませんか?そんな時はこんな小さな花瓶が1つあれば便利ですよ。

彼女のメールには続きがあって「フィンランドには毎年ネット(オークション)で売れないようなものを、タップリ車に積み込んで行くの。それで、ヘルシンキとタンペレのフリーマーケットでそれを売るのよ。2、3日だけどね、楽しいわよ(^^) 」

これは、想像するだけでも楽しそう!
もし、この夏、フィンランドのフリマで笑顔の素敵な金髪のフィンランド人の女性と、流暢な英語を話す長身でハンサムなデンマーク人の男性のカップルのお店を見かけたら、彼女たちかもしれません。

と、まあ、こんな風にウキウキなのは、いいのですが、よほど急いでパッキングしたのか、商品が一個足りませんでした。

こちらは「家にあった・・・!」と次のメールで発見したことを、驚きと共に連絡がありましたが、その代わりに・・・

荷物にはこんなものが余計に入っていました。
0626denmark2.jpg


←セロテープ・・・・


落ち着けー!

ミタ

にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。
北欧方面、次々に休暇に入ってしまって、しーーーんとしています。
夏に北欧に行くと、観光客しかいないって、本当なのでしょうか?
それとも単なる都市伝説??


posted by フクヤ at 12:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 入荷情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

続・ハンガリーからやってきた

0625-3.jpg
おはようございます。毎日蒸し暑いですね。
こんなときは冷えたビールをグーーーと飲むと、美味しいそうです(私はお酒が飲めないので、良く分からないのですが)。そんな夏の楽しみを持っている皆様に、ハンガリーから可愛らしいビアマグが入っています。夏のうちにアップしますので(多分)今しばらくお待ちくださいね。

さて、由美さんから「超不定期ハンガリー通信 番外編」が届きましたよ♪



*+*+*+*超不定期ハンガリー通信 番外編*+*+*+*


みなさま、こんにちは。
 
日本の梅雨をめがけて、私は日本へやってまいりました。
 
到着後あまり日を空けずに、早くもフクヤさん(ミタ宅)へ突撃。
 
しかーし!
ミタさんのブログに、足を踏み入れるなり私が「わーい。本物のフクヤさんだー♪」とはしゃいだとありますが、これは違う。

違いますよ、ぜんぜん。


 
「あああーーーーーーっっ!????
ギャーーーーーーーーーーーッ!!!
うっっっわああああああああああああ♪♪♪
ほ・・・ほ・・・・本物のフクヤさんだあああああああああああああああああああああああああ」

 
と、絶叫系で喜びを全身で表してみたつもりでございますが、伝わっていなかったのか

「わーい」なんて、そんな控え目な原節子のようなわけがない。
で、相変わらずクール(を装う風)なミタさんは、私を困ったチャン扱いした(大人ぶったズルイ)様子で「何をそこまで」と軽く苦笑いしつつ、テキトーーにあしらっておりましたね。
 
はいはい、ミタ宅の写真、撮らせていただきました。
しかし、あくまでもプライベートタイム、しかも手ぶれもなんのそのな勢いだったので、残念ながら皆さまにお披露目(暴露)できるナイスなショットがほとんどありません。
ま、どのようなものにせよ、私にとっての喜びの一枚は、皆さまにとってもきっと同じくだと思いますので、以下二枚だけ、お楽しみくださいませ。

0625-2.jpgこれはミタ家に古くからあるガラスのシェードだそうで、非常に美しいですね。 
はしゃぐ私でなくとも、思わず撮りたくなるでしょ?

0625-1.jpgお昼にご馳走になった手巻き寿司。
新鮮なお刺身の他に、ネタにはご主人特製のニンニクたっぷりな“マグロのづけ”も。←残念ながら写真撮り忘れ 

きっと日本に住んでいてもこれほどの美味しいネタは、なかなか珍しいのではなかろうか、という一品でした。

あ。 写真の向こうにわずかに写る手足は、ミタさんですので。  
なんてレアな一枚なのかしら。

ほれ、こうしてちゃんと(手足といえども)写っているじゃないの、ようちゃん。
 
え? 一緒に撮ろうとか無いのかいって?
何言ってるの、ホントに。
一緒に撮ろうよと、もし私が言ったならば、即答で一言

「ヤダ」

って返ってくるのがわかっているから、あえて誘わなかったんじゃないの。
いくら5年ぶりだからといって、あなたの人となりを忘れる私ではございませんですよ。

 
ところで、飛行機で移動を含めた二日間、私は全くフクヤ通信チェックをしておらず、まさか6月15日付のまま、ミタさんがさぼりにさぼっているとは。 

これ、日本に到着後の初びっくり。

お姉さんだけではなく、「更新は?」と何気を装えないほどストレートなメールを、実は私も送ってみたのでした。

そして、それへの彼女からの返事は、

 
「渾身の力を込めて書いた」
 

だから、すっごい期待と共にクリックしてみたら・・・
 

ネタはアタシかい?


 
*おしまい*

 
にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。
帰国しての初ビックリがこんな事とは・・・。もっと他のことでビックリして欲しい。

ところで、今回の訪問の主たる目的は
「今後のゲルゲイ君のお菓子教室の展開と展望について」
という真剣かつ深遠なる会議のはずだったのですが、5分で終了・・・。
再び先が見えない状況に突入。

タグ:ハンガリー
posted by フクヤ at 11:10| Comment(2) | TrackBack(0) | バックヤード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

ハンガリーからやってきた

0623granit.jpg
おはようございます。
昨日、姉から「ブログさぼりすぎ」と電報のようなメールが届いていました。あまりの短さにかえってビビりました。

確かに更新してませんでした。この間に北欧は夏至祭を向かえ「Have a nice Juhannus!(良い夏至を!)」
「99%のフィンランド人にとって、夏至とは別荘、サウナ、良い友と食べ物とお酒って意味なの!」とメッセージが届き。
デンマークからもスウェーデンからも、8月いっぱいまでお休みですとか、7月半ばまでお休みですとか連絡が来て、私もすっかり気分がダレダレでした。

そんな感じで、ボーとしていると、やっぱり早くも今月から夏休みになったハンガリーから荷物が届き、そうして同じくハンガリーから由美さんもやってきました。

昨日、我が家に。

足を踏み入れるなり「わーい。本物のフクヤさんだー♪」とはしゃぎ、室内の写真を次々に撮る彼女。照明のアップやら、飾ってある小物とか、昼食の手巻き寿司セットとか。

5年ぶりの再会なのに、私の写真はいらんのか。
一緒に撮ろうとか無いのか(結局なかったです)。

まあ、それはともかく、ハンガリーからの荷物を一緒に開梱して一つ一つの説明を受けました。

その中で特にお勧めが写真のGranitサクランボのプレート。彼女の説明によると、Granitでここまで綺麗なものは滅多に見つからない、とのことですので、東欧食器ファンの方には嬉しいアイテムです。

また、今回手編みレースのテーブルクロスもいくつか持ち帰ってくれました。何でも、80歳くらいのおばあさんが「もうお店を閉めるからどうかしら?このレースは昔、私が娘たちのために編んだものなの」らしいです。

「で、娘たちは?」「わっかんないのよねー」

そんなエピソードを持った、愛情こもった凝ったレース編みのテーブルクロスが3点入りました。

Granitは1920年創業の今はないハンガリーの陶磁器メーカーで、ご覧のように吹き付けによる絵付けが特徴です。一時期はヨーロッパでも有数の生産量を誇ったそうですが、1999年に廃業しました。

他にもハンガリーらしい刺繍のクロス、手織りのリネンなどが入荷しています。

かつての北欧のように、貧しいがゆえに手仕事が残った東欧のあたたかみのある製品を、どうぞお楽しみに。

ミタ

にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。
お土産に食べ物を沢山頂きました♪

タグ:ハンガリー
posted by フクヤ at 09:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 入荷情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

お客様からのお写真

おはようございます。
今日は久々にお客様からの写真をご紹介します。

まずは、競争を勝ち抜いて、アラビア「Teemaマグのお花柄」をゲットした、愛知県のKさまから。

collection2.jpg「今朝、娘に、来週誕生日で早めに…って単に私が嬉しくて早く見せたかっただけなんですけども、マグをプレゼントしちゃいました♪

早速熱い麦茶を飲んで早速記念撮影しておりましたので見てやってください。
以前フクヤさんでゲットした貯金箱やらと何してんの〜と見に来た猫その1です。」


Kさまは3人のお嬢さまと揃ってマグ好きで、Fukuyaでも何度もTeemaのマグをお買い求めいただいています。今回はルーネベリタルトマグも2個ゲットされました。続報お待ちしていますね!

次ぎは東京都のNさまから。NさまはFiggjoのファンでTor Vikingを何度かお買い求めてくださっていますが、今回は「Five O'clock 壁掛けプレート」をお買い求めになりました。

collection1.jpg「こんにちは♪先日はありがとうございました。
すっかり遅くなってしまいましたがお礼のメールです。

一週間くらいは絵皿を手元に置き、ひまができては、手にとってそのかわいさににへにへするをくりかえしつづけ、最近やっと落ち着き壁にかけてみました。

が!なぜかテグスを通す穴がシャンデリアを12時にして、11時か10時半のあたりにあるんですよね。これは狙ってやったのか、本来ならハネられるところだったのかこのくらいノルウェーじゃあたりまえなのさ〜なのか、いまだ深い疑問の中にあります。

それでもかわいいことに変わりはないし、わたしのところにきてくれてありがとうという気持ちが薄れることもないんですけどね。

ええ、今も見上げてはにへにへしておりますから。

Vikingちゃんもちょっとないがしろにされてるけど、やっぱりかわいいことに変わりはないし、見つけてきてくれてどうもありがとう♪の気持ちでいっぱいなのです。

本当にありがとうございました。これからもよろしくおねがいしますね。

それでは(^-^)ノ~~」


それでは(^-^)ノ~~・・・
と言われたものの、送っていただいた写真のFiggjoプレートのあまりの斜めっぷりに驚いて返信すると、

「こんにちは。メールありがとうございました。

ええ、じつは「さすが北欧…」とわたくしも思いました。
良かった。そう思うのが私だけじゃなくて。斜め豪快さが素晴らしいですよね(笑)

でも、あれも、斜め下から寝っころがってみると絶妙な雰囲気を醸し出したりします。あなどりがたしです。」


と、これまた豪快なお返事を頂きました。でも、申し訳ないから次回買い付けの時にプレートハンガーを探してきます・・・。

「マイ コレクション」コーナーはいつでも写真募集中です。どうぞ、どしどし送って下さい。

さて、話は変わりますが、Nさまはお近くにお住みということで、今回はフクヤで直接お渡ししました。実は、お近くの方からのご注文も結構あり、取りにいらっしゃる場合も珍しくはありません。

以前フクヤから300mほど離れたマンションからご注文があり、いっそうの事、お届けしようかと思ったこともあります。

もしフクヤのお近くにお住みで、直接受け渡しご希望の方は、どうぞご遠慮なくお申し付け下さいね。ほとんどの場合は在宅していますが、予め候補の日時をいくつかあげて頂くと嬉しいです。

ミタ

にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ..banner_03.gif
↑クリックで応援してください。

【マイコレクション番外編】
grapponia2.jpg夏はGrapponiaのボウルでヨーグルト&シリアルを食べています。広くて浅いところがお気に入り。

grapponia1.jpg実は猫営業部長の水飲みと色違いのお揃い(これは欠け有り品)。
キラキラするので嫌がるかな?と思ったのですが、これにしてから良く水を飲むようになって安心しました(尿路結石の傾向があるので)。
"猫はキラキラしたものを嫌う"と猫避けに家の前に水の入ったペットボトルを置くのは、意味無いかも?
posted by フクヤ at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マイコレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする